フェージング契約

 フェージング契約とは、リスク事象の発生確率や影響度を軽減させるために段階に応じて複数回契約する。
 例えば、顧客が要件が定まっていない場合は最初に結ぶ契約をシステム全体の方針や要件を定めるまでの契約にとどめ、グランドデザインが完成した後、開発請負契約などを結ぶといったやり方。
 こうすることで、サービス提供者(SIベンダーなど)としては開発負荷がある程度精緻に見積もることができ開発請負契約の変更というリスクは軽減する。また、顧客としても適切なコストで契約することができたり、納期が遅延したりするリスクが軽減する。

 IPA関連資格:ITサービスマネージャー、ITストラテジスト

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